※こちらは『
レッスルエンジェルス』シリーズを基にしたSSとなります。
公式設定ではないオリジナル要素も含まれています。
斉藤さんの誕生日である2/4から遅れに遅れてしまいましたが、誕生日おめ!
頭の中でストーリーは出来ていたんですけど、形にする時間がなかったんですよね。
スマンかった<(_ _)>
その分はSSで活躍……ま、頑張れ!

◆2月3日誰も居ない部屋……そこに現れた影が一つ。

「…………」
誰も居ない事を確認すると懐から取り出した手紙を机に置き姿を消す。
それからしばらくして、ドアが開き、部屋の主が入ってくる。

「ふぅ、今日もいい汗をかいた」

「うん?何だこれは?」
手紙に気付いた斉藤は、封を開き内容を確認する。
明日、18:00に道場まで来るように♪
欠席&遅刻&フライングは不可。
PS.お腹は空かせて来るように!
「何だ、これは?差出人は……書いていないか」

「ふむ…………」

「これはもしや果たし状か!?」

「面白い。返り討ちにしてみせる!」
◆2月4日指定された時刻に道場にやって来た斉藤。

「たのもー!」
そして鳴り響くクラッカーの音。

「くっ、不意打ちの凶器攻撃とは卑怯なっ」
「Happy Birthday!」
「……は?」
思わず固まった斉藤。

「何だい?そんなマヌケ面して。どうかしたのかい」

「いえ……これは一体何なんです?」

「何って斉藤の誕生会じゃない」

「RIKKA先輩が招待状をお渡ししたはずですが?」

「RIKKA先輩、渡してくれたんですよね?」

「……うむ」

「いや、会った覚えはないんだが」

「…………留守だったので手紙を置いて来た」

「ちゃんと!渡してって!言ったでしょ!」

「…………すまない」

「だからといって果たし状と勘違いする方もどうかと思うけどなぁ」

「ここは喧嘩両成敗がいいと思うのですにゃ」

「両成敗ってどうするの?」

「う~ん、二人のリンコスを交換して着るのがいいんじゃないの」

「…………問題ない」

「問題大有りだ!あんなリンコス、着れるか!」

「…………」(どことなくショックを受けている様子)

「だったら桜崎先輩のリンコスで手を打つのですにゃ」

「まぁ、それなら……」
そのまま着替えに行った斉藤が、しばらくして戻って来る。

「な、何だこれは。メイド服だなんて聞いていないぞ」

「あら?私の昔のリンコスと勘違いしていたようですね」

「似合っていますよ。胸のところがゆるゆるですけど。」

(くっ、何だこの敗北感は。いや、それより今は・・・…)

「こ、こんな格好していられるか!」

「でもその格好で私のお店で働いてもらうのだから慣れてもらわないと」

「何だ?それは。聞いていないぞ」

「さっき(斉藤さんが着替えで席を外した時に)言ったじゃないですか」

ああ、確かに(斉藤が着替えで席を外した時に)言っていたね」

「こ……こんな格好で人前に……無理だ!無理すぎる」

「しかし、覚えは無いが、そう言ったのなら……」
◆数日後数日後、小縞の実家のファミレスに、ドジっ娘メイドが誕生したとか。
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