世代交代、セ界の年齢比較2009
世代交代はどの業界でも重要案件。
「世代交代がうまくいかないと長期間の低迷、先細りになってしまいますからね」
「かといってベテランを蔑ろにしても駄目だ」
「ベテランと若手、それにその中間の世代、バランスが大事という事ね」
そこで今回は、プロ野球のセ・リーグ、チーム別年齢比較を行ってみました。
投手、野手、総合の3つの表に比較結果を纏めています。
「ちなみにデータは2009年シーズンのものなのです」
「このオフに引退した選手は含まれているし、入団した選手は含まれていないって事ね」



そこで今回は、プロ野球のセ・リーグ、チーム別年齢比較を行ってみました。
投手、野手、総合の3つの表に比較結果を纏めています。


まず投手編です。

まず先発陣を見て見ますと、広島投手陣の圧倒的な若さが目に付きます。
前田健、斎藤、小松の他に、表には載っていませんが今井も居て若い面々が揃っており
非常に楽しみな素材が揃っています。
巨人・中日は外国人・左右・層どれをとってもバランスが取れた陣容になっています。
さすがは上位球団といったところでしょうか。
続いて中継ぎ陣ですが、これは6チームがほぼ横一線の平均年齢になっています。
横浜は工藤を含んでなお最年少で、他のチームは阪神を除いて中継ぎの方が先発よりも
年齢平均が上がっています。
どのチームも成功率は別にして、勝利の方程式を持っている、作ろうとしているのが見えます。
中継ぎの重要性が年々上がってきている証拠といえるんじゃないでしょうか。
全体を見ても目立つのが広島投手陣。
前監督のブラウンの方針のお陰でもあるのですが、とにかく若い世代が急台頭しています。
中継ぎを再整備して、もう少し登板数を抑えて、先発投手陣が順調に成長すれば
近い将来ペナント奪取が見えて来る!……ような気がします。
「魅力に富んだ投手陣ですからね。監督が代わってどうなるか楽しみです」
続いて野手編です。

レギュラー・控え総じて平均年齢が高かったのがドラゴンズです。
「主力メンバーがここ数年変わらず、若手が伸び悩んでいる現状が見えますね」
ちょっと飛びぬけているのがヤクルトの控え選手。
なんと全て20代という脅威のヤングメンバー構成になっていて、実に末恐ろしいです。
巨人は若手とベテランが上手く分配されていて、今後は坂本や亀井が中軸を任せられるように
成長するのかどうかが注目です。
阪神は狩野が成長したのですが、城島の加入で出番が殆どなくなりそうなのが残念です。
若くパンチ力のあり、足もある選手なので勿体無いですね。
最後にチーム全体での年齢比を見て行こうと思います。

巨人が35歳以上の年齢層の比率が1チームだけ2桁となりました。
逆に24歳以下の人数も多く、中間がやや少なくなっています。
FA選手の獲得に奔走するために若手で台頭してきた選手が少なかった結果といえます。
その改善のために20代の選手を多く起用していて、現在急速に年齢的バランスを立て直しています。
中日は1軍での結果は出ていないものの、ドラフト戦略はバランスよく行われていて、
チームとしての年齢分布が満遍ない状態になっています。
しかし、1軍となると高年齢に傾いてしまい、若手の台頭が少ない事を物語っています。
ヤクルトと広島はとにかく24~29の現役選手の最盛期と言える年代がチームの50%を占めていて、
自前選手の育成に力を入れているチーム方針がよく現れています。
特にヤクルトは半分以上の20代後半の選手がそのまま1軍を支えていて、将来を見据えた
球団経営が出来ていると言っても過言じゃないのではないのでしょうか。
一方で広島に30~34の世代が少ないのは、FAと活躍した外国人の流出が影響しています。
嫌がおうにも若手に期待が集まってしまうんですよね。
意外かもしれませんが、阪神は最も若い選手の数が多くなっています。
チームの中枢を担う中堅層が、24~29歳が最も少なく、30~34歳が最も多いのは
主力の高年齢化を現しています。
若い世代が期待に答えてでてこれるか……。この辺が課題ですね。
横浜は年齢分布を見ると一見悪くないのだすが、ベテランは最盛期を過ぎて他球団から
流れてきた選手が多いです。
20代後半の即戦力で獲得してきたドラフト上位投手が駄目駄目なのが苦しいですね。
改革を断行するのならばこの20代後半のくすぶっている選手たちを一層するぐらいの
覚悟が必要になるのかもしれません。
さらに最近は、若い外国人を育成選手枠で獲得するチームも増えてきています。
ポテンシャルの高い外国人選手を獲得し、自前で育てる今までとは違う方法での
助っ人確保の道が、これから多くなっていくのかもしれません。
何が何でも自前選手の育成に拘る必要は無いと思いますが、目先の勝利に拘り育成を
おざなりにするような事は避けて欲しいです。

まず先発陣を見て見ますと、広島投手陣の圧倒的な若さが目に付きます。
前田健、斎藤、小松の他に、表には載っていませんが今井も居て若い面々が揃っており
非常に楽しみな素材が揃っています。
巨人・中日は外国人・左右・層どれをとってもバランスが取れた陣容になっています。
さすがは上位球団といったところでしょうか。
続いて中継ぎ陣ですが、これは6チームがほぼ横一線の平均年齢になっています。
横浜は工藤を含んでなお最年少で、他のチームは阪神を除いて中継ぎの方が先発よりも
年齢平均が上がっています。
どのチームも成功率は別にして、勝利の方程式を持っている、作ろうとしているのが見えます。
中継ぎの重要性が年々上がってきている証拠といえるんじゃないでしょうか。
全体を見ても目立つのが広島投手陣。
前監督のブラウンの方針のお陰でもあるのですが、とにかく若い世代が急台頭しています。
中継ぎを再整備して、もう少し登板数を抑えて、先発投手陣が順調に成長すれば
近い将来ペナント奪取が見えて来る!……ような気がします。

続いて野手編です。

レギュラー・控え総じて平均年齢が高かったのがドラゴンズです。

ちょっと飛びぬけているのがヤクルトの控え選手。
なんと全て20代という脅威のヤングメンバー構成になっていて、実に末恐ろしいです。
巨人は若手とベテランが上手く分配されていて、今後は坂本や亀井が中軸を任せられるように
成長するのかどうかが注目です。
阪神は狩野が成長したのですが、城島の加入で出番が殆どなくなりそうなのが残念です。
若くパンチ力のあり、足もある選手なので勿体無いですね。
最後にチーム全体での年齢比を見て行こうと思います。

巨人が35歳以上の年齢層の比率が1チームだけ2桁となりました。
逆に24歳以下の人数も多く、中間がやや少なくなっています。
FA選手の獲得に奔走するために若手で台頭してきた選手が少なかった結果といえます。
その改善のために20代の選手を多く起用していて、現在急速に年齢的バランスを立て直しています。
中日は1軍での結果は出ていないものの、ドラフト戦略はバランスよく行われていて、
チームとしての年齢分布が満遍ない状態になっています。
しかし、1軍となると高年齢に傾いてしまい、若手の台頭が少ない事を物語っています。
ヤクルトと広島はとにかく24~29の現役選手の最盛期と言える年代がチームの50%を占めていて、
自前選手の育成に力を入れているチーム方針がよく現れています。
特にヤクルトは半分以上の20代後半の選手がそのまま1軍を支えていて、将来を見据えた
球団経営が出来ていると言っても過言じゃないのではないのでしょうか。
一方で広島に30~34の世代が少ないのは、FAと活躍した外国人の流出が影響しています。
嫌がおうにも若手に期待が集まってしまうんですよね。
意外かもしれませんが、阪神は最も若い選手の数が多くなっています。
チームの中枢を担う中堅層が、24~29歳が最も少なく、30~34歳が最も多いのは
主力の高年齢化を現しています。
若い世代が期待に答えてでてこれるか……。この辺が課題ですね。
横浜は年齢分布を見ると一見悪くないのだすが、ベテランは最盛期を過ぎて他球団から
流れてきた選手が多いです。
20代後半の即戦力で獲得してきたドラフト上位投手が駄目駄目なのが苦しいですね。
改革を断行するのならばこの20代後半のくすぶっている選手たちを一層するぐらいの
覚悟が必要になるのかもしれません。
さらに最近は、若い外国人を育成選手枠で獲得するチームも増えてきています。
ポテンシャルの高い外国人選手を獲得し、自前で育てる今までとは違う方法での
助っ人確保の道が、これから多くなっていくのかもしれません。
何が何でも自前選手の育成に拘る必要は無いと思いますが、目先の勝利に拘り育成を
おざなりにするような事は避けて欲しいです。
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