迷軍師美月が行く!(3) その2
※こちらは『レッスルエンジェルス』シリーズを基にしたSSとなります。
公式設定ではないオリジナル要素も含まれています。
【迷軍師美月が行く!シリーズ目次】
迷軍師美月が行く! 藤原和美 vs ガルム小鳥遊 ウォーズマン理論編
迷軍師美月が行く!(2) ウィン・ミラー vs 柳生美冬 ベルリンの赤い雨編
迷軍師美月が行く!(3) その1 CBT vs 三馬鹿
レッスル世界の呉学人、”ファイティングコンピューター”杉浦美月。
”智多星”美月とも呼ばれる杉浦が授けた策とは?

「う~、何かとんでもない事になっちゃったなぁ」
「とんでもない事?何故これをチャンスだと思えないのですか」
「これも、運命」
「いや、それキャラ違うから」
「それは氷室さんのキャラだよ」
「……細かい事……気にしない」
「和希さん。あまり細かい事を言っていると器が知れますよ」
「ボクが悪いの……」
「とりあえず……それは横に置いておく」
「置いとかれた!?」
「あと二人……必要」
「そっか5 vs 5の軍団戦だもんね。あと二人探さないと」
「その心配はありません。私の方で既に二人選んでおきましたので」
「え!そうなんだ。一体誰と誰なんだろう」
「もう間もなくこちらに来られる筈です」
「おはようございますぅ」
「保科さん?あ、ひょっとして助っ人の一人って保科さんなんだ」
「そうです。こういう時に大事なのはチームとしての纏まり」
「保科さんはそういった人間関係を纏めるのが得意ですから」
「それに返し技の達人でもありますので、番狂わせも多く油断出来ない愛相手です」
「そして私とはメガネ同盟で結ばれた仲でもあります」
「そこに落ち着いちゃうんだ!?」
「それ……なに?」
「これですか?これは改札鋏というんですよ」
「へえ~。ペンチみたい……」
「改札口で入場する際に切符に使用開始の印を入れる為の道具として使われていたんです」
「今回、杉浦さんから頂いたんですよ」
「……買収?」
「それは人聞きが悪い言い方ですね」
「一人は保科さんとしてもう一人は?」
「おう、待たせたな」
「来島さん!」
「助っ人が必要なんだってな。任せとけ」
「頼もしいなあ」
「頼りになる男前な方です」
「……来島さんじゃ勝てない」
「ああ?今なんて言った!」
「って和希が言ってた」
「ボ、ボク!?」
「そう」
「そんな……ノエルちゃん、酷いよ」
「何はともあれ、これで5人揃いましたので、チーム名を付けたいと思います」
「おう!カッコイイの付けてくれよ」
「ここは来島さんに敬意を示して、”ビッグボディチーム”としたいと思います」
「ビッグボディって、体が大きいのって来島さんだけだよ?」
「来島さんに敬意を示して、と言った筈です」
「まあ、いいけどさ……」
「そういえば富沢先輩達も、もう助っ人決めたのかな」
「そちらに関しては手を打っています」
「うむ」
「うわっ!ビックリした!」
「うむ」
「これは……ありがとうございます」
「では報酬は○○○銀行に」
「うむ」
「き……消えた!」
「さて、RIKKA先輩が調べてくれたところによると、助っ人が一人決まったようです」
「え。誰?誰に決まったの?」
「一人は伊達遥さんに決まったようです」
「伊達さんか。手ごわい相手だなぁ」
「もう一人は?」
「そちらはまだ決まっていないようですね」
「……使えない」
「とりあえず仮名として、ザ・ミステリアンとしておきましょう」
「そして相手チーム名は、伊達さんが静かなる不死鳥と呼ばれている事から……」
「”フェニックスチーム”と呼ぶようにしましょう」
「相手チーム名の方がカッコイイ気がするよ」
「よっしゃ、そしたら試合まで特訓をするぞ」
「しっかり付いてこいよ!」
「和希さん。来島さんのお相手はお任せしますね。それでは」
「え~、どこに行くの!」
「まあまあ。とにかく頑張っていきましょう」
公式設定ではないオリジナル要素も含まれています。
【迷軍師美月が行く!シリーズ目次】
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迷軍師美月が行く!(2) ウィン・ミラー vs 柳生美冬 ベルリンの赤い雨編
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