アスラクライン (13) ~さくらさくら~ 感想
新たな機巧魔神(アスラ・マキーナ)《黒鐵(クロガネ)・改》を手に入れ、
二巡目の世界へと帰還した智春たち。
そこでは洛芦和高校の生徒たちが、洛高最大のイベントであるクリスマスパーティの
準備に勤しんでいた。
一見なにもかわらぬ平穏な日常。
だが世界の崩壊の予兆は、そのときすでに智春たちの世界にも訪れ始めていた。
非在化を始めた世界。
虚空に浮かぶ機械仕掛けの巨大な腕。
そして魔神相剋者と化した塔貴也、自らの目的を果たすために建てた巨大な塔……。
かつてない世界の危機を前に、操緒と智春が選んだ最後の決断とは――!?
大人気スクールパンク、驚愕の第13弾。
物語はクライマックスへ!
13巻の表紙はダブルヒロインの操緒と奏。
私が集めていたのは旧版なので、この巻だけ浮いてしまっています(苦笑)。
二巡目の世界へと帰還した智春たち。
そこでは洛芦和高校の生徒たちが、洛高最大のイベントであるクリスマスパーティの
準備に勤しんでいた。
一見なにもかわらぬ平穏な日常。
だが世界の崩壊の予兆は、そのときすでに智春たちの世界にも訪れ始めていた。
非在化を始めた世界。
虚空に浮かぶ機械仕掛けの巨大な腕。
そして魔神相剋者と化した塔貴也、自らの目的を果たすために建てた巨大な塔……。
かつてない世界の危機を前に、操緒と智春が選んだ最後の決断とは――!?
大人気スクールパンク、驚愕の第13弾。
物語はクライマックスへ!
13巻の表紙はダブルヒロインの操緒と奏。
私が集めていたのは旧版なので、この巻だけ浮いてしまっています(苦笑)。
![]() | アスラクライン 13 (電撃文庫 み 3-28) (2009/11/10) 三雲 岳斗 商品詳細を見る |
まさか13巻が最終巻になるとは思いませんでした。
12巻の終わり方からすると後2冊、14巻で最終巻だと思っていたので。
最終巻といっても智春と操緒のストーリーが完結ということで、短編や後日談は
まだ出るみたいですけどね。
13巻では今までの伏線が回収され、広げた風呂敷が綺麗に畳まれていくのですが、
その上手さは流石です。
内容も面白く、一気に読み進める事が出来ました。
智春達が築き上げてきた絆の話ともいうべき内容で、これまで出会ってきた仲間達の
活躍が描かれクライマックスに向かって行くのがいいですね。
哀音を失ってから見せ場がなくなってきていた佐伯兄は今回大活躍、さらに樋口にも
見せ場があったりと色々なキャラクターに見せ場があるのが好印象です。
朱浬さんの秘密はてっきり『空の境界』の蒼崎橙子と同じような仕掛けを直貴が
行っていたのかと思いましたが、読んでみてそういう事だったのか!と今までに
仕掛けられていた伏線に納得、見事にしてやられました(笑)。
玲子や杏といった智春に好意を持つ女の子達にも見せ場があった反面、塔貴也&鋼との
戦いはアッサリしたものになっていたのがちょっと残念かな。
それは、"機械仕掛けの神"にしてもそうですが、もう少しジックリと描いて欲しかったですね。
そして一番驚かされたのはやはりエピローグでの彼女達についてでしょうか。
彼女の出番が今までほとんどなかったのも納得です。
彼女達の前に現れた奏、このシーンは1巻を彷彿させますね。
この事がこの物語のテーマでもある「螺旋」の意味をより表していますね。
操緒と奏のダブルヒロインの決着はどう受け取るべきですかね。
操緒「いいよ、もちろん。だって智春は最後はあたしのところに帰ってくるからね」
アニアと操緒のこのやり取りや"神"との決戦、エピローグからすると操緒とも受け取れますが、
奏に対しては智春は好きだとハッキリ気持ちを言っているし、その感情は操緒に対しては
持ち合わせていないというところから奏とも考えられるし。
多分この事については、後日談でもハッキリとは描かれないんだろうな。
何はともあれ非常に楽しませてもらいました。
後日談も楽しみにしています。
PS.まさかキン肉マンネタがあるとは思わなかった(笑)
12巻の終わり方からすると後2冊、14巻で最終巻だと思っていたので。
最終巻といっても智春と操緒のストーリーが完結ということで、短編や後日談は
まだ出るみたいですけどね。
13巻では今までの伏線が回収され、広げた風呂敷が綺麗に畳まれていくのですが、
その上手さは流石です。
内容も面白く、一気に読み進める事が出来ました。
智春達が築き上げてきた絆の話ともいうべき内容で、これまで出会ってきた仲間達の
活躍が描かれクライマックスに向かって行くのがいいですね。
哀音を失ってから見せ場がなくなってきていた佐伯兄は今回大活躍、さらに樋口にも
見せ場があったりと色々なキャラクターに見せ場があるのが好印象です。
朱浬さんの秘密はてっきり『空の境界』の蒼崎橙子と同じような仕掛けを直貴が
行っていたのかと思いましたが、読んでみてそういう事だったのか!と今までに
仕掛けられていた伏線に納得、見事にしてやられました(笑)。
玲子や杏といった智春に好意を持つ女の子達にも見せ場があった反面、塔貴也&鋼との
戦いはアッサリしたものになっていたのがちょっと残念かな。
それは、"機械仕掛けの神"にしてもそうですが、もう少しジックリと描いて欲しかったですね。
そして一番驚かされたのはやはりエピローグでの彼女達についてでしょうか。
彼女の出番が今までほとんどなかったのも納得です。
彼女達の前に現れた奏、このシーンは1巻を彷彿させますね。
この事がこの物語のテーマでもある「螺旋」の意味をより表していますね。
操緒と奏のダブルヒロインの決着はどう受け取るべきですかね。
操緒「いいよ、もちろん。だって智春は最後はあたしのところに帰ってくるからね」
アニアと操緒のこのやり取りや"神"との決戦、エピローグからすると操緒とも受け取れますが、
奏に対しては智春は好きだとハッキリ気持ちを言っているし、その感情は操緒に対しては
持ち合わせていないというところから奏とも考えられるし。
多分この事については、後日談でもハッキリとは描かれないんだろうな。
何はともあれ非常に楽しませてもらいました。
後日談も楽しみにしています。
PS.まさかキン肉マンネタがあるとは思わなかった(笑)
- 関連記事
-
- クラッシュ・ブレイズ - オディールの騎士 - 感想 (2009/11/28)
- アスラクライン (13) ~さくらさくら~ 感想 (2009/11/13)
- “文学少女”と恋する挿話集 (2) 感想 (2009/09/03)
スポンサーサイト