“文学少女”見習いの、初戀 感想
聖条学園に入学した日坂菜乃は、ひとりの上級生と出会う。
文芸部部長、井上心葉。
彼に惹かれ、勢いで文芸部に入部してしまった菜乃だったが、心葉の胸には
既にひとりの“文学少女”が宿っていた。
まるで相手にされず、落ち込む菜乃。
けれど、彼女がある事件に巻き込まれ、追い詰められたとき、心葉は告げる。
「気づかないふりも、目をそらすことも、もうしないって誓ったんだ」
―文学初心者の少女が物語に隠された真実を探す、もうひとつの“文学少女”の物語。
文芸部部長、井上心葉。
彼に惹かれ、勢いで文芸部に入部してしまった菜乃だったが、心葉の胸には
既にひとりの“文学少女”が宿っていた。
まるで相手にされず、落ち込む菜乃。
けれど、彼女がある事件に巻き込まれ、追い詰められたとき、心葉は告げる。
「気づかないふりも、目をそらすことも、もうしないって誓ったんだ」
―文学初心者の少女が物語に隠された真実を探す、もうひとつの“文学少女”の物語。
![]() | “文学少女”見習いの、初戀。 (ファミ通文庫) (2009/04/30) 野村 美月 商品詳細を見る |
遠子先輩の卒業で一先ず幕を下ろしたこのシリーズ、新キャラの日坂菜乃をメインに
新シリーズ(外伝?)の登場です。
遠子先輩は当然このお話には登場しませんが、時系列的に本編から繋がっているので、
続編と言ってもいいのですが、遠子先輩が名探偵として活躍しないという事を考えると
やっぱり外伝なんでしょうね。タイトルに「見習い」と付いていますし。
今回のお題は、近松門左衛門の『曾根崎心中』です。
これは読んだ事ないなぁ。
新主人公の日坂菜乃ちゃんは中学時代はテニス部で、“文学少女”からは程遠い生活を
していましたが、心葉に一目惚れし文芸部に入部するところから始まります。
心葉が一気に成長してしまっているので対比ということを考えるとこれくらいのコが
丁度いいかもしれませんね。
前作までとは微妙に雰囲気が変わっていますがこれは仕方がないでしょう。
それでもいつもの“文学少女”シリーズらしさは健在ですし、しっかりとミステリーして
くれています。
ストーリー展開はダークで欝な感じですがこれは充分許容範囲。
最後の謎解き部分では心葉の成長とまだまだ青い部分も感じられました。
この辺はまだまだ遠子先輩に敵わないですね。
日坂菜乃ちゃんも可愛いのですし応援したいのですが、私は琴吹ななせ派なので
ちょっと複雑。彼女には幸せになってほしいものです。
それと巻末に載っていた【ある日の美羽】での美羽と芥川君とのやり取りも面白かった。
ここで語られていた美羽の心境も興味深い。
続編が楽しみです。
でも次に発売されるのは『“文学少女”と恋する挿話集【エピソード】2』なんですよね。
こちらはこちらで琴吹さんのお話があるようなので楽しみなんですけどね。
8月に発売ということなので海とかプール絡みのお話になるのかな。
新シリーズ(外伝?)の登場です。
遠子先輩は当然このお話には登場しませんが、時系列的に本編から繋がっているので、
続編と言ってもいいのですが、遠子先輩が名探偵として活躍しないという事を考えると
やっぱり外伝なんでしょうね。タイトルに「見習い」と付いていますし。
今回のお題は、近松門左衛門の『曾根崎心中』です。
これは読んだ事ないなぁ。
新主人公の日坂菜乃ちゃんは中学時代はテニス部で、“文学少女”からは程遠い生活を
していましたが、心葉に一目惚れし文芸部に入部するところから始まります。
心葉が一気に成長してしまっているので対比ということを考えるとこれくらいのコが
丁度いいかもしれませんね。
前作までとは微妙に雰囲気が変わっていますがこれは仕方がないでしょう。
それでもいつもの“文学少女”シリーズらしさは健在ですし、しっかりとミステリーして
くれています。
ストーリー展開はダークで欝な感じですがこれは充分許容範囲。
最後の謎解き部分では心葉の成長とまだまだ青い部分も感じられました。
この辺はまだまだ遠子先輩に敵わないですね。
日坂菜乃ちゃんも可愛いのですし応援したいのですが、私は琴吹ななせ派なので
ちょっと複雑。彼女には幸せになってほしいものです。
それと巻末に載っていた【ある日の美羽】での美羽と芥川君とのやり取りも面白かった。
ここで語られていた美羽の心境も興味深い。
続編が楽しみです。
でも次に発売されるのは『“文学少女”と恋する挿話集【エピソード】2』なんですよね。
こちらはこちらで琴吹さんのお話があるようなので楽しみなんですけどね。
8月に発売ということなので海とかプール絡みのお話になるのかな。
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