気をつけていたんだけど…
風邪をひいてしまいました。
咽をやられてしまい声がボロボロ。
「風邪は万病の元。無理をせずにゆっくりと休んでください」
「納得いかないのです。おかしいのです。贔屓なのです」
「なにが?」
「美沙がこの前風邪をひいた時はたるんでいるからだとたっぷりしごかれたのです」
「それなのに社長に対してはあんなに甘々なのです」
「美沙に対してももっとやさしく接するべきなのです」
「う~ん、美沙に対する時と社長に対してじゃ態度が違うのは当然だと思うけど?」
「そこは海のように広い心を持って美沙にもっとやさしくしろということなのです」
「まぁ、そこはそれ。美沙だし?」
「!?そこが納得いかないのです」
「それに社長の傍に斉藤さんがずっといると魔力の補充を社長に頼めないのです」
「だからとっととどこかに行って欲しいのです」
「………」
「魔力の補充って美沙の腹黒さが出てたアレをまたやるつもりだったの?」
「腹黒いとは人聞きが悪いのです。駆け引きと言って欲しいのです」
「いかに美沙が超絶美少女と言っても油断は禁物なのです」
「霧子さんのように行かず後家にならない為にも努力は大事なのです」
(…………)
(ゾクッ)
「な、何なのですか!今の悪寒は!?」
「どうしたの?」
「聡美は何もかんじなかったのですか!?」
「?」
(…………)
キョロ、キョロ
「さっきからどうしたの?何か変だよ?」
「何か…、まずいのです。この場にいるのは危険なのです」
「という訳なので美沙は一足先に休ませてもらうのです」
ダッシュで美沙退場
「変なの…」
「社長、生姜湯です。温まりますよ」
「……。社長のことは斉藤さんに任せて一汗かいてこようかな…」
・
・
・
「そういえば美沙の様子がおかしかったけど、どうしたかな」
コンコン
「美沙?起きてる?」
シーン
「寝ちゃったかな」
ガチャ
「あれ?開いてる…」
「美沙?」
「…」
「もう寝ちゃったのか…。って寝相が悪いなぁ、もう」
「ちゃんと布団をかけて寝ないと風邪ひくよ。しょうがないなぁ」
美沙に布団をかける小縞
「うう…。ゴメンなさいのです。霧古参」
「霧子さん?」
(…………、クワッ!)
ビクッ
「?霧子さんに何かしちゃったのかな。これ以上ここにいて寝言を聞いちゃったら悪いよね」
「さて、と。私もそろそろ寝ようかな」
部屋を出て行く小縞。そして・・・
(…、…、…)
「うう。しんどいのです。つらいのです。苦しいのです」
「もう。この寒いのに寝ぼけてベランダでなんか寝ちゃうからそうなるんだよ」
「美沙は寝相は悪くないはずだし、寝ぼけてベランダに出るなんて
今まで一度もなかったのに…」
「変なのです。納得いかないのです。ゲホ、ゲホッ」
「はいはい。とにかく今日はゆっくり休んどきなさい」
「他の人にうつしちゃたいへんだからね」
「聡美、しっかり看病するのです。お願いするのですよ」
「え~~。ふぅ。しょうがないか。」
「小縞さん」
「あ、霧子さん」
「!?」
「天神さんの看病は私がしますから小縞さんは練習に行ってください」
(何だかそれはスゴクまずい気がするのです。聡美、行かないでくれ~なのです)
「それじゃお願いしますね」
(!?聡美~)
練習に向かう小縞。そして美沙は霧子さんと二人っきり。
「さて、と。それでは天神さん。何かあれば何でも言って下さいね(ニッコリ)」
(ガクガク、ブルブル。は、早く風邪を治さないと…。だ、誰か助けて~なのです!)
【BAD END 深い処へ沈み逝く】
咽をやられてしまい声がボロボロ。




























ダッシュで美沙退場



・
・
・

コンコン

シーン

ガチャ





美沙に布団をかける小縞






部屋を出て行く小縞。そして・・・




今まで一度もなかったのに…」












練習に向かう小縞。そして美沙は霧子さんと二人っきり。


【BAD END 深い処へ沈み逝く】
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