新世界より 第9話 「風立ちぬ」 感想
不浄猫が思っていたよりも小さくて可愛い姿でしたね。
もっと強暴なのを想像していたのですが。
「夏季キャンプ以来、僕らはずっと監視されていた。
単に処分を保留されていたに過ぎない」。
瞬は、早季に意味深な警告を残して学校から消えた。
それから4日がたち、居ても立ってもいられなくなった早季、覚、
真理亜、守の4人は、瞬の行方を捜すべく動き始める。
早季と覚は、子供の頃の記憶を頼りに、舟を使って松風の郷にある
瞬の実家を訪れることにした。
ところが、郷に繋がる水路に役所の大人たちが検問を張り、どういうわけか
松風の郷は完全に封鎖されていた。
嫌な予感を覚えながらも、山をかき分けて陸路を取った2人。
すると、目の前の道が思いも寄らないもので封鎖されていることに気づく。
早季と覚は、重大な倫理規定違反を犯すことを意識しながらも、
改めて瞬を捜し出す決意を固める。
しかし、ようやく足を踏み入れた松風の郷には、想像を絶する光景が
広がっていた。
新世界より 公式サイト
もっと強暴なのを想像していたのですが。
「夏季キャンプ以来、僕らはずっと監視されていた。
単に処分を保留されていたに過ぎない」。
瞬は、早季に意味深な警告を残して学校から消えた。
それから4日がたち、居ても立ってもいられなくなった早季、覚、
真理亜、守の4人は、瞬の行方を捜すべく動き始める。
早季と覚は、子供の頃の記憶を頼りに、舟を使って松風の郷にある
瞬の実家を訪れることにした。
ところが、郷に繋がる水路に役所の大人たちが検問を張り、どういうわけか
松風の郷は完全に封鎖されていた。
嫌な予感を覚えながらも、山をかき分けて陸路を取った2人。
すると、目の前の道が思いも寄らないもので封鎖されていることに気づく。
早季と覚は、重大な倫理規定違反を犯すことを意識しながらも、
改めて瞬を捜し出す決意を固める。
しかし、ようやく足を踏み入れた松風の郷には、想像を絶する光景が
広がっていた。
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瞬が学校に来なくなって4日。
とはいっても、まだ瞬のことを覚えているということは
間引かれてはいないんですね。
瞬を捜さないといけないとリーダーシップを執っている覚。
そんな覚に対し、真理亜と守の余計な勘繰りをしてますよ。
まぁ、あれだけイチャイチャしてたので、そう思うのも無理ないかも
しれませんが、覚の言う通り瞬に会って訊かないといけないことが
山ほどあるでしょうに。
そういう危機感はないんですかね。
早季は卵の中身のことを話していないんだ。
せめて覚には話した方がいいと思うけど。
監視されているなら目立った行動をしない方がいいという守と真理亜の
主張も一理ありますが、そうするとじり貧になっていく気がしますよ。
コオロギが飛び出してきましたが、こいつが使い魔の可能性もあるんだ。
真理亜は瞬のことを心配していないわけじゃない、4人揃って行動しない方が
いいということだと言っていましたが、守はそう思っていなかったようですよ。
真理亜にそう主張したので頷きましたが、本当に関わり合いになりたく無さそう。
覚と早季が瞬の家に、真理亜と守は他の班の連中から情報収集をすることに。
こういう時に覚は頼りになりますね。
4年前の逃避行の経験で、より成長した感じ。
川に張られていた黒と黄色の布、警告の配色ですね。
松風の郷に入るのは規制されてるのか。
真理亜と守の情報収集組も松風の郷出身の生徒は全員欠席って、ヤバイことが
起こって隔離されている?
それても既に亡くなっているとか?
森の中にも張られていた規制線を越えて侵入する覚と早季。
その先で竹やりを持ったバケネズミを発見!
こんな風に見張っているということは、相当ヤバイことになってそうですね。
張られている八丁標が、作られたばかりだと見抜いた覚。
街の中に別の結界を作ったって、瞬はやっぱり業魔となってしまったのでしょうか。
木に人の顔のようなものが!
その他に花や虫も異形化していますね。
更に霜まで降りてるって、いよいよもって業魔の仕業っぽい。
これは瞬はもう戻れないところまで行っちゃってる感じがしますよ。
巨大なクレータとその底に人がいるのを見つけた覚と早季。
鏡を作って底を見るって、下の人に見つかったりしないのかな。
底にあったのは折れた木。
これって回想シーンに出てきていた瞬の家の中心にあった木ですか。
つまりここは瞬の家があった場所だと。
これ、呪力が制御できなくなって暴走した挙句、こうなったのでしょうか。
あの瞬が意図的にしたこととは思えないですし。
瞬が家を出ると言っていたのはこれが原因なのかな。
これ、両親はすでに亡くなってるんじゃ……。
でも、昴は生きていたし、ひょっとしたら無事の可能性もほんのわずか……、
やっぱり厳しいか。
今日は帰って明日の朝、瞬を捜そうと話す覚。
今すぐ捜した方がいいんじゃないかという早季の主張と、どちらも分かりますね。
ただ、とりあえずは帰らないと家族に心配を掛けますし、そこから早季達も
間引かれる対象にされるかもしれませんからね。
一旦帰宅するというのは、間違ってはいないと思いますよ。
早季は帰宅した後、顔と手は洗っても服は着替えないんだ。
食事するんだから汚れた服は、普通着替えるんじゃないかな。
両親に瞬のことを尋ねる早季。
そういう話にならないように両親が別の話をしていたっぽいですが
切り出しちゃいましたね。
人生の試練がやって来るものだと、親しい友人との別れ話を切り出す父親。
松風の郷で事故があって瞬と両親は行方不明。
う~ん、両親は既に亡くなってる気がするんですよね。
家がああなった際に。
両親はそれ以上詳しいことを早季に教えませんでしたが、言えないんでしょうね。
話した場合、下手したら家族ごと間引かれる恐れがあるから。
母親は、「二度と……」と言いかけて言い直していましたが、やっぱり早季には
姉がいたけど間引かれたんでしょうね。
1話にもそのことについて伏線がありましたし、そういうことなのでしょう。
姉の吉美のことを不意に思い出した早季。
その時、窓を叩く音と女性の人影が!
って、真理亜ですか。
何てタイミングで登場しますか。
もうちょっとで私たちも殺されていたかもと早季に抱きつく真理亜。
和貴園の中庭にあった物置と同じものが全人学級にもあったと。
真理亜は空中浮遊ができるので、中庭に侵入して調べたんだ。
でも、今までも同じように調べた人はいなかったのかな。
調べた人はいたけど間引かれたとか?
中庭にあった物置小屋……物置小屋?
これって物置小屋なの?
中から聞こえた来た獣の声、これってネコダマシの声かな。
ネコなんて可愛いものでなく、猛獣のうなり声でしたが。
その時、中に入って来た三人の大人。
その内の一人は担任の遠藤先生ですね。
今使える不浄猫はクロとミケの二匹、完全に業魔化する前にけりをつけないとって
瞬はまだ完全に業魔になっていないんだ。
とはいっても時間の問題な気がしますが。
瞬が襲われると知って、真理亜を帰した後、フル装備で家を飛び出す早季。
瞬から貰ったチョーカーも忘れずにつけていますね。
一人で向かったのは、他の子を巻き込みたくなかったのと時間が
惜しかったのと両方かな。
警備の人、早季を見つけることができなかったんだ。
ザル警備だなぁ。
早季が鳴子を鳴らしてしまった後も、ろくに捜さないってダメダメやん(笑)
流木の所為だと思ったのか。
誰も来るとは思っていないというのがあるんでしょうね。
でも、あれって流れてきた木というよりも、川底から生えている木にしか
見えなかったんですけど(笑)
松明を点けて瞬を捜す早季。
その影はちょっとおかしくないですか(笑)
それに松明だと目立って見つかりやすい気がするのですが。
早季もそう思ったのか、落ちていた小枝に火を移して……。
その時に目の前に現れたのは一匹の不浄猫!
こいつがクロですか。
思っていたよりも可愛い姿ですね。
もっと強暴そうな姿だと思っていたのですが。
『北斗の拳』に出てきた虎みたいに。
次回で瞬は退場となりそうですね。
仮面を付けていたのが瞬なのでしょうけど、何でまた?
業魔になった影響が顔にも出ているのか、少しでも暴走を抑える効果があるのか。
あるいは業魔になったことで、既に瞬という人間はいなくなったことを表す
演出の一つなのか。
次回 第10話「闇よりも」

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第1話 「若葉の季節」 感想
第2話 「消えゆく子ら」 感想
第3話 「ミノシロモドキ」 感想
第4話 「血塗られた歴史」 感想
第5話 「逃亡の熱帯夜」 感想
第6話 「逃避行」 感想
第7話 「夏闇」 感想
第8話 「予兆」 感想
とはいっても、まだ瞬のことを覚えているということは
間引かれてはいないんですね。
瞬を捜さないといけないとリーダーシップを執っている覚。
そんな覚に対し、真理亜と守の余計な勘繰りをしてますよ。
まぁ、あれだけイチャイチャしてたので、そう思うのも無理ないかも
しれませんが、覚の言う通り瞬に会って訊かないといけないことが
山ほどあるでしょうに。
そういう危機感はないんですかね。
早季は卵の中身のことを話していないんだ。
せめて覚には話した方がいいと思うけど。
監視されているなら目立った行動をしない方がいいという守と真理亜の
主張も一理ありますが、そうするとじり貧になっていく気がしますよ。
コオロギが飛び出してきましたが、こいつが使い魔の可能性もあるんだ。
真理亜は瞬のことを心配していないわけじゃない、4人揃って行動しない方が
いいということだと言っていましたが、守はそう思っていなかったようですよ。
真理亜にそう主張したので頷きましたが、本当に関わり合いになりたく無さそう。
覚と早季が瞬の家に、真理亜と守は他の班の連中から情報収集をすることに。
こういう時に覚は頼りになりますね。
4年前の逃避行の経験で、より成長した感じ。
川に張られていた黒と黄色の布、警告の配色ですね。
松風の郷に入るのは規制されてるのか。
真理亜と守の情報収集組も松風の郷出身の生徒は全員欠席って、ヤバイことが
起こって隔離されている?
それても既に亡くなっているとか?
森の中にも張られていた規制線を越えて侵入する覚と早季。
その先で竹やりを持ったバケネズミを発見!
こんな風に見張っているということは、相当ヤバイことになってそうですね。
張られている八丁標が、作られたばかりだと見抜いた覚。
街の中に別の結界を作ったって、瞬はやっぱり業魔となってしまったのでしょうか。
木に人の顔のようなものが!
その他に花や虫も異形化していますね。
更に霜まで降りてるって、いよいよもって業魔の仕業っぽい。
これは瞬はもう戻れないところまで行っちゃってる感じがしますよ。
巨大なクレータとその底に人がいるのを見つけた覚と早季。
鏡を作って底を見るって、下の人に見つかったりしないのかな。
底にあったのは折れた木。
これって回想シーンに出てきていた瞬の家の中心にあった木ですか。
つまりここは瞬の家があった場所だと。
これ、呪力が制御できなくなって暴走した挙句、こうなったのでしょうか。
あの瞬が意図的にしたこととは思えないですし。
瞬が家を出ると言っていたのはこれが原因なのかな。
これ、両親はすでに亡くなってるんじゃ……。
でも、昴は生きていたし、ひょっとしたら無事の可能性もほんのわずか……、
やっぱり厳しいか。
今日は帰って明日の朝、瞬を捜そうと話す覚。
今すぐ捜した方がいいんじゃないかという早季の主張と、どちらも分かりますね。
ただ、とりあえずは帰らないと家族に心配を掛けますし、そこから早季達も
間引かれる対象にされるかもしれませんからね。
一旦帰宅するというのは、間違ってはいないと思いますよ。
早季は帰宅した後、顔と手は洗っても服は着替えないんだ。
食事するんだから汚れた服は、普通着替えるんじゃないかな。
両親に瞬のことを尋ねる早季。
そういう話にならないように両親が別の話をしていたっぽいですが
切り出しちゃいましたね。
人生の試練がやって来るものだと、親しい友人との別れ話を切り出す父親。
松風の郷で事故があって瞬と両親は行方不明。
う~ん、両親は既に亡くなってる気がするんですよね。
家がああなった際に。
両親はそれ以上詳しいことを早季に教えませんでしたが、言えないんでしょうね。
話した場合、下手したら家族ごと間引かれる恐れがあるから。
母親は、「二度と……」と言いかけて言い直していましたが、やっぱり早季には
姉がいたけど間引かれたんでしょうね。
1話にもそのことについて伏線がありましたし、そういうことなのでしょう。
姉の吉美のことを不意に思い出した早季。
その時、窓を叩く音と女性の人影が!
って、真理亜ですか。
何てタイミングで登場しますか。
もうちょっとで私たちも殺されていたかもと早季に抱きつく真理亜。
和貴園の中庭にあった物置と同じものが全人学級にもあったと。
真理亜は空中浮遊ができるので、中庭に侵入して調べたんだ。
でも、今までも同じように調べた人はいなかったのかな。
調べた人はいたけど間引かれたとか?
中庭にあった物置小屋……物置小屋?
これって物置小屋なの?
中から聞こえた来た獣の声、これってネコダマシの声かな。
ネコなんて可愛いものでなく、猛獣のうなり声でしたが。
その時、中に入って来た三人の大人。
その内の一人は担任の遠藤先生ですね。
今使える不浄猫はクロとミケの二匹、完全に業魔化する前にけりをつけないとって
瞬はまだ完全に業魔になっていないんだ。
とはいっても時間の問題な気がしますが。
瞬が襲われると知って、真理亜を帰した後、フル装備で家を飛び出す早季。
瞬から貰ったチョーカーも忘れずにつけていますね。
一人で向かったのは、他の子を巻き込みたくなかったのと時間が
惜しかったのと両方かな。
警備の人、早季を見つけることができなかったんだ。
ザル警備だなぁ。
早季が鳴子を鳴らしてしまった後も、ろくに捜さないってダメダメやん(笑)
流木の所為だと思ったのか。
誰も来るとは思っていないというのがあるんでしょうね。
でも、あれって流れてきた木というよりも、川底から生えている木にしか
見えなかったんですけど(笑)
松明を点けて瞬を捜す早季。
その影はちょっとおかしくないですか(笑)
それに松明だと目立って見つかりやすい気がするのですが。
早季もそう思ったのか、落ちていた小枝に火を移して……。
その時に目の前に現れたのは一匹の不浄猫!
こいつがクロですか。
思っていたよりも可愛い姿ですね。
もっと強暴そうな姿だと思っていたのですが。
『北斗の拳』に出てきた虎みたいに。
次回で瞬は退場となりそうですね。
仮面を付けていたのが瞬なのでしょうけど、何でまた?
業魔になった影響が顔にも出ているのか、少しでも暴走を抑える効果があるのか。
あるいは業魔になったことで、既に瞬という人間はいなくなったことを表す
演出の一つなのか。
次回 第10話「闇よりも」

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第1話 「若葉の季節」 感想
第2話 「消えゆく子ら」 感想
第3話 「ミノシロモドキ」 感想
第4話 「血塗られた歴史」 感想
第5話 「逃亡の熱帯夜」 感想
第6話 「逃避行」 感想
第7話 「夏闇」 感想
第8話 「予兆」 感想
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